シロハラインコのシャケ化とは

インコ

家族にインコが4羽いる、にぎやかで少し誇らしい毎日。
その中の一羽、ズグロシロハラインコの彼が、ここ3か月ほど「シャケ化」しています。

今日は、同じシロハラ飼い主さん、そしてこれから迎えようとしている方に向けて、我が家の記録と気持ちを、そっと綴ってみたいと思います。


鳥界のピエロ、ズグロシロハラインコという存在

ズグロシロハラインコは、名前の通り頭が黒いのが特徴ですが、性格や気質はシロハラインコととてもよく似ています。
どちらも「鳥界のピエロ」と呼ばれるほど、陽気で個性的。

全長は23〜25cmほど。中型インコに分類されますが、体つきはがっしりとしていて、抱くとずっしりとした存在感があります。
そして何より、明るく、遊びが大好き。

仰向けに寝転がっておもちゃを足で転がす「ニギコロ」、
両足でぴょんぴょん跳ねるホッピング、
思わずこちらが笑ってしまうような、コミカルな動きの連続です。

知能も高く、人のことをよく見ています。
誰に甘え、誰に強気に出るか。ちゃんと分かっているのです。

声は体のサイズに似合わず、驚くほど大きめ。
集合住宅では防音対策が必須ですが、それも含めて「この子らしさ」。

寿命は25〜35年ほど。
人生の長い時間を共に歩む、大切な家族です。


12歳の彼と、突然の変化

我が家のズグロシロハラインコは、12歳の男の子。
陽気で遊び好き、おしゃべりと歌が得意で、毎日一緒に遊ぶのが当たり前でした。

それが突然、シャケ化。

最初は一時的なものだと思っていました。
けれど、それが数日、数週間、そして気づけば3か月。

「どうして?」「何がいけなかったのだろう」
戸惑いと不安が、静かに積み重なっていきました。


そもそも「シャケ化」とは?

シロハラインコ飼いさんの間でよく使われる言葉、「シャケ化」。

これは、シロハラ系インコが突然スイッチが入ったように興奮し、
目を細めて点目になり、体をゆらゆらさせながら、猛烈に攻撃してくる状態を指します。

名前の由来は、川を必死に遡上するシャケの姿。
激しく暴れ、全身で向かってくる様子が似ていることから、自然と広まりました。

原因として多いのは、

  • 思春期・反抗期
  • 発情期によるホルモンの影響
  • 遊びすぎによるオーバーエキサイト
  • 縄張り意識

などが挙げられます。


なぜ「シロハラ特有」と言われるのか

もちろん、他のインコも噛むことはあります。
ですが、シロハラインコのシャケ化は、少し質が違います。

一度スイッチが入ると、まるでトランス状態。
普段の愛らしさは影をひそめ、標的に対して執拗で、素早い攻撃を繰り返します。

歩く、跳ねる、転がる。
足を自在に使う身体能力の高さが、攻撃をより立体的で激しいものにします。

そして何より、
あれほど甘えん坊で陽気だった子が、別鳥のように豹変する——
そのギャップが、「シャケ化」という特別な言葉を生んだのだと思います。


他のインコにも似た現象はあるけれど

言葉としては使われなくても、似たような「豹変」は他の鳥種にも見られます。

ローリーやロリキートの異常なハイテンション期、
コニュアの「ガブガブ期」、
大型オウムの発情期による攻撃性。

ただ、シロハラのそれは、やはり独特です。


なぜ、私だけが襲われるのか

ひとつ、心当たりがあります。

2年ほど前、爪切りのために病院へ連れて行こうとした時のこと。
お出かけケージに入るのを嫌がる彼を、追い回して無理に入れてしまいました。

たった一度。
しかも、2年も前の出来事。

けれど、インコの記憶力は、時に私たちの想像を超えます。
何かの拍子に、その記憶がよみがえったのかもしれません。

シャケ化の「襲う相手」には、いくつかのパターンがあります。

一番大好きな人を襲う

独占欲や、強すぎる愛情が、興奮に変わってしまうことがあります。
「自分だけを見てほしい」という気持ちが、噛みつきという形で出てしまうのです。

苦手・ライバル視している人を襲う

人をしっかり見分け、「この人には勝てる」と判断すると、攻撃対象になります。

無差別に襲う

完全にスイッチが入り、視界に入る動くものすべてが対象になる状態。
この時は、家族全員が平等に危険です。


いつまで続くのだろう

シャケ化には、大きく分けて二つの時間軸があります。

一回あたりの持続時間

遊びや刺激によるものは、5分〜30分ほど。
ケージに戻して静かにクールダウンさせると、嘘のように元に戻ることもあります。

時期として続く期間

ホルモンや精神的な要因が絡むと、数週間〜数か月続くことも。

一般的には、3〜5歳頃に落ち着くと言われていますが、
年齢を重ねた子でも、何かのきっかけで再燃することはあります。


「ずっとこのまま?」と不安になったら

シャケ化が続くと、心が疲れてしまいます。
けれど、多くの場合これは「一生の性格」ではなく、「今だけの状態」。

大切なのは、

  • 深追いしないこと
  • 無理に触ろうとしないこと
  • 嵐が過ぎるのを待つこと

距離を取り、安全を守ることは、愛情の放棄ではありません。
むしろ、その子の心が落ち着くのを信じて待つ、静かな優しさだと思うのです。


それでも、やっぱり大切な家族

シャケ化している彼を見ていると、切なくなることもあります。
けれど、ふとした瞬間に見せる、昔と変わらない表情。

そのたびに思います。
この子は、ちゃんとここにいる。
少し迷子になっているだけなのだと。

今日も、無理はせず、そっと距離を保ちながら。
いつかまた、同じように笑い合える日を信じて。

同じ悩みを抱える飼い主さんの、心が少しでも軽くなりますように。

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