指の第一関節が太くなって、曲がってきた。ヘバーデン結節?|手外科を受診してわかったこと

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「最近、指の形が変わってきた気がする」

そう感じたことはありませんか?

私が指の変化に気づいたのは、58歳の頃でした。

右手の薬指と小指、左手の小指。

指先に近い第一関節が少し太くなり、以前より曲がっていることに気づきました。

痛みは、それほどありません。

だから最初は、「年齢のせいかな」と思って、そのままにしていました。

ところが、少しずつ関節の腫れや太さが目立つようになり、指の曲がりも気になってきました。

ネットで調べてみると、「ヘバーデン結節」という言葉が出てきます。

「もしかして、私もそうなの?」

そう思いながら、しばらく様子を見ていました。

この記事では、私が58歳で指の変化に気づき、手外科を受診した経験と、そこで分かったことをまとめます。

同じ年代で「指が曲がってきた」「関節が太くなってきた」と気になっている方の参考になればと思います。

58歳、指の第一関節が太くなっていることに気づいた

58歳の頃、ふと自分の指を見ていて気づきました。

右手の薬指と小指、左手の小指の第一関節が、以前より太くなっています。

そして、指先に近い関節が少し曲がっています。

「前から、こんな指だったかな?」

最初は、その程度でした。

痛みもほとんどなく、指を普通に使うこともできます。

家事や仕事にも困っていません。

そのため、病院に行こうとは思いませんでした。

でも、時間が経つにつれて、関節の太さや曲がりが少しずつ目立つようになってきました。

曲がった指を伸ばそうとしていた

ヘバーデン結節かもしれないと思ってから、私は曲がってきた指をできるだけ伸ばすようにしていました。

気づくたびに、指をそらしていたのです。

「曲がっているなら、伸ばしておけば元に戻るのでは?」

そんなふうに考えていました。

ところが、曲がりは改善しません。

それどころか、少しずつ痛みも出てきて、関節の腫れも目立つようになりました。

今思えば、無理に伸ばそうとせず、早めに相談すればよかったのかもしれません。

初めて知った「手外科」

そんなとき、内科医をしている友人に相談しました。

すると、

「手外科のある整形外科を受診してみたら?」

と言われました。

「手外科?」

私は、そのとき初めて聞きました。

手外科とは、手指から肘までの骨、関節、神経、血管、腱など、手や腕に起こる病気やけがを専門的に診る分野です。

「整形外科にも、手を専門に診るところがあるんだ」

と少し驚きました。

友人に勧めてもらったこともあり、手外科を受診することにしました。

レントゲンで分かったこと

診察では、指の状態を確認してもらい、レントゲンを撮りました。

先生はレントゲン写真を見ながら、私にも分かるように説明してくださいました。

私の場合は、

  • 関節のすき間が狭くなっている
  • 関節の横に、とげのように骨が伸びている
  • 加齢による変化である

とのことでした。

「やっぱり、年齢によるものなのか……」

少し残念な気持ちになりました。

そして、もう一つ残念だったのが、

「現時点では、変形そのものを治す治療はありません」

ということでした。

予防する方法も、はっきりしたものはないとのこと。

ただし、関節の痛みや腫れに対しては治療できます。

炎症を抑えるゼリー状の塗り薬を処方してもらい、痛いときのためのテーピング方法も教えていただきました。

幸い、心配していたリウマチではありませんでした。

これは大きな安心材料でした。

ヘバーデン結節とは?

ヘバーデン結節は、指の第一関節、医学的にはDIP関節に起こる変形性関節症です。

第一関節が腫れたり、太くなったり、曲がったりします。

レントゲンでは、関節のすき間が狭くなったり、骨の端に「骨棘(こつきょく)」という、とげのような骨の出っ張りが見られたりします。

私が先生から説明された内容も、まさにこれでした。

日本整形外科学会によると、ヘバーデン結節は40歳代以降の女性に多く、原因ははっきり分かっていません。

そのため、「指を使いすぎたから」と単純に原因を決めることはできないようです。

また、症状の出方や変形の程度にも個人差があります。

指の第一関節が曲がる原因はほかにもある

指の関節が腫れて曲がってくると、「関節リウマチでは?」と心配になる方もいると思います。

私もそうでした。

でも、ヘバーデン結節と関節リウマチは別の病気です。

ヘバーデン結節は主に指先に近い第一関節に起こります。

一方、関節リウマチでは、指の第二関節や付け根、手首などに症状が出ることが多く、第一関節だけに起こるのは一般的ではありません。

また、第二関節が腫れて太くなる場合には、「ブシャール結節」という変形性関節症の可能性もあります。

ほかにも似た症状を示す病気があるので、「年齢のせい」と自己判断せず、一度診てもらうと安心です。

私自身も、受診してリウマチではないと分かったことで、気持ちが楽になりました。

治療はできる?私が受けた治療

ヘバーデン結節については、変形した関節を元の状態に戻すような根本的な治療は、現在のところありません。

ただ、「何もできない」というわけではありません。

痛みや炎症を抑えるために、塗り薬や鎮痛薬などを使うことがあります。

また、テーピングや装具で関節を安静にする方法もあります。

症状が強かったり、変形によって日常生活に大きな支障が出たりする場合には、手術が検討されることもあります。

私の場合は、痛みや腫れに対する塗り薬と、テーピングを教えていただきました。

テーピングを1か月続けてみた

「少しでも曲がるのを食い止めたい」

そう思って、教えてもらったテーピングを1か月ほど続けてみました。

でも、すでに曲がっていた指が元のまっすぐな状態に戻ることはありませんでした。

「テーピングしても、あまり変わらないな」

正直、そんなふうに思いました。

ただ、テーピングは変形を元に戻すためというより、関節を安静にしたり、痛みを軽減したりする目的のもの。

私の場合は、それほど強い痛みがなかったので、効果をはっきり感じられなかったのだと思います。

エクオールがヘバーデン結節にいいって本当?

私も以前、「ヘバーデン結節にはエクオールがいい」という話を聞いたことがあります。

調べてみると、最近では、エクオールと手の変形性関節症との関係を調べた研究も出ているようです。

ただ、今のところ「エクオールを飲めばヘバーデン結節が治る」と言えるほどの根拠はありません。

すでに曲がってしまった指を元に戻すものでもないようです。

とはいえ、更年期以降の女性の手の関節症とエクオールの関係は、これから注目していきたいところ。

私自身も、今後試してみる機会があれば、変化があるのか記録してみたいと思っています。

私の指はどうなっている?

あれから2年ほど経ちました。

指は元のようには戻っていません。

第一関節の太さも残っていますし、曲がりもあります。

でも、急激に悪くなったという感じはありません。

痛みも、今のところ強くありません。

最初は、

「これから、どんどん指が曲がってしまうのでは?」

と不安でした。

でも、必ずしもすべての人が強く変形するわけではなく、症状には個人差があるようです。

今は、指を見て、

「年齢を重ねると、手にもこんな変化が出てくるんだな」

と、少し客観的に受け止められるようになりました。

今は、この指と付き合っています

「治療法がない」と聞いたときは、正直、残念でした。

できれば、曲がった指を元に戻したかったからです。

でも、60歳になった今は、以前ほど気にしていません。

曲がった指は元には戻っていません。

それでも、急に悪くなっているわけでもなく、日常生活にも今のところ大きな支障はありません。

だから今は、

「治す」というより、この指と上手に付き合っていこう

と思っています。

もし今、

「指の第一関節が太くなってきた」

「指先の関節が曲がってきた」

「最近、関節が腫れるようになった」

と気になっている方がいたら、一度整形外科で相談してみることをおすすめします。

私も、痛みがそれほど強くなかったので受診を先延ばしにしていました。

でも、手外科という専門があることを知り、実際にレントゲンを見ながら説明してもらったことで、自分の指に何が起きているのかを知ることができました。

「年齢のせいだから仕方ない」と決めつけず、まずは状態を知っておく。

それだけでも、少し安心できるかもしれません。

私の指は、今も少し曲がっています。

でも、今のところは、この指と一緒に普通に暮らしています。

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